こんにちは。ロボットチーム、ソフトウェアエンジニアの鳥居です。
昨日に引き続き、CES 2019のレポートです。エンジニア視点で面白かったものを紹介します。
5Gとエッジコンピューティング
CESでは展示の他に、業界のリーダーが集まって特定のトピックについて話をするイベントが多数開催されています。5Gとエッジコンピューティングについてのセッションが面白そうだったので聞きに行ってみました。
興味深かった話をざっくり箇条書きで:
- 5Gによる通信が一般で使われるようになると「どこで計算するか」の依存性が薄くなる
- レイテンシが小さくなりスループットが上がるので、データの受け渡しがすぐにできるようになる
- 例えば、現在の AR/VR用のヘッドマウントディスプレイは本体に計算処理を行うモジュールが含まれるのでサイズが大きめだが、このモジュールを外して小さくすることができる
- 計算のトレンドは振り子のように揺れている
- (1980年代)メインフレーム,集中型 -> (1990年代) PC, 分散型 -> (2000年代) クラウド, 集中型 -> (20XX年代) エッジコンピューティング, 分散型
- 消費者が持っている計算リソースが年々増加しており、高速なlast 1 mileの通信の登場によってエッジコンピューティングのメリットが大きくなる。
IBMの量子コンピューター
昨日のキーノートで、https://newsroom.ibm.com/2019-01-08-IBM-Unveils-Worlds-First-Integrated-Quantum-Computing-System-for-Commercial-Use#assets_all:IBMが商用量子コンピュータについてのアナウンスがありました。IBMのブースに模型が展示されてますので行ってみました。
研究室の外で動く商用量子コンピュータは世界初ということで、次の世代のコンピューティングを始めようとする意気込みが伝わってきました。
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